和妻・手妻・大手妻の代表的な演目を紹介します。
手妻や水芸などに代表される大手妻の演目紹介
日本のマジック「手妻」も実施環境やご予算にあわせて、様々な公演方法が可能です。
日本の伝統奇術「手妻」の代表的な演目をご紹介します。

手妻はマジックショーと同様に実施規模にあわせて、大小様々な演目での対応が可能です。
舞台・ステージで行うスケールの大きな水芸に代表される手妻を「大手妻」といいます。
芸術祭大賞を受賞した手妻師藤山新太郎の代表作、大手妻の主な演目(術・芸)をいくつか、ご紹介いたします。
■ギヤマンセイロ・双つ引出
ねじ釘を使わない木工品の江戸指物に漆・蒔絵を施し、美しい箱物に仕上げ、緋の傘と絹帯を次々と取り出すという、華やかな芸です。
■蝶のたはむれ

半紙をよじって蝶をつくり、扇子で扇いで飛ばす術で扇子を横笛に見立てたり、帆柱とみたてて蝶を留まらせます。
2匹の蝶は夫婦となり、やがて死を迎え、たくさんの紙吹雪・千羽蝶となって天に舞っていくという、蝶の一生を通じて無常を語る、幽玄味あふれる江戸手妻の至芸のひとつです。
■水芸
太夫がお供の才蔵を連れて登場し、茶碗に注いだ水を扇子で扇ぐと次第に水が茶碗から溢れ、中天高く立ち上ります。
太刀の真ん中や瓢箪、ロウソク等、意外なところから水が噴出し、舞台一面に大水が噴出すクライマックスを迎えます。
■呑馬術
舞台上に生きた馬を上げ、馬の頭を飴のように伸ばし、呑み込んでいきます。
胴体、足、尻尾としまいには生きた馬一頭丸のまま呑みこむ術で、元禄以降300年間演じ手が途絶えていたものを藤山新太郎が復活させた術です。
■その他の芸
●一里四方取寄術…周辺にあるものを何でも取り寄せてしまいます。
●五宝蒸籠・夕涼み…たくさんの物が出てくる万倍芸の代表作。
●壺中桃源郷…入口が人の頭ほどしかない壺を自在に出入りします。
●峰の桜…舞台一面、満開の桜にします。